ユーザ情報をインポート・エクスポートする
ユーザ情報のインポート・エクスポートとは
エクスポートとは、ユーザ情報を TSV 形式でダウンロードする機能です。
インポートとは、エクスポート後に編集したファイル、または形式に従って作成されたファイルを読み込むことで、ユーザの登録、削除、及び更新をする機能です。
ユーザを一括して設定することができるため、設定するユーザが多い場合に、設定を効率的に行うことができます。
ユーザ管理画面のインポート・エクスポートは、SIDfm VM 管理者権限と SIDfm VM 報告者権限のユーザのみ利用可能です。
エクスポートする
ユーザ情報を TSV 形式でダウンロードすることができます。
ファイル名は、「vmlist-users-tsv-日時.csv」です。
ファイルの内容は、以下の構成となります。
ファイルヘッダ
ファイルの一行目は、以下の固定の情報となります。
ユーザ ID、ログイン名、姓、名、メールアドレス、認証方式、ユーザ権限、カテゴリ、最終ログイン日時、メール通知設定、ロック、次回ログイン時にパスワード変更を強制、削除、新規ユーザのパスワード
データ形式
項目名 | フォーマット | 説明 |
---|---|---|
ユーザID | 数値 |
ユーザ IDです。 SIDfmVM で一意に設定されているデータで、画面(UI)上では見ることができません。インポートでユーザを削除、または更新する際に必要なデータです。 |
ログイン名 | 文字列 | ログイン名です。 |
姓 | 文字列 | 姓です。 |
名 | 文字列 | 姓です。 |
メールアドレス | 文字列 | メールアドレスです。 |
認証方式 | 文字列 | メールアドレスです。 |
ユーザ権限 | 文字列 | ユーザ権限です。 |
カテゴリ | 文字列 |
ユーザのカテゴリです。SIDfm VM 管理者権限ユーザの場合は、カテゴリが設定されていても出力されません。 カテゴリの出力形式は、次のようになります。
"カテゴリ名,カテゴリ名"
それぞれのカテゴリ名には、次のような文字列が設定されます。
""カテゴリ名""
なお、カテゴリ名にダブルクォーテーション記号(")が含まれる場合は""""として出力されます。""や""""のようにダブルクォート記号を出力するのは、Excelで正常に出力するためのものです。インポート時にも同じ処理が必要になりますので、ご注意下さい。
例: 「サンプル"B」と「サンプルA」というカテゴリが設定されている場合、次のように出力されます。
"""サンプル""""B"",""サンプルA"""
※ Excelの場合は、次のように出力されます。
"サンプル""B","サンプルA"
|
最終ログイン日時 | YYYY/M/D H:MM:SS | 最終ログイン日時です。 |
メール通知設定 | TRUE/FALSE | メール通知設定が有効の場合は「TURE」が、無効の場合は「FALSE」が出力されます。 |
ロック | TRUE/FALSE | ロック中の場合は「TURE」が、そうでない場合は「FALSE」が出力されます。 |
次回ログイン時にパスワード変更を強制 | TRUE/FALSE | パスワード変更を強制されている場合は「TURE」が、そうでない場合は「FALSE」が出力されます。 |
削除 | 空白 |
インポートでユーザを削除する際に使用する列です。 「TRUE」または「true」を入力してインポートすると、ユーザを削除できます。 |
新規ユーザのパスワード | 空白 |
インポートで新規ユーザのパスワードを登録する際に使用する列です。 なお、登録済みユーザのパスワードは、エクスポートでは出力されず、インポートで変更することもできません。 |
エンコーディング
BOM 付き UTF-16LE の TSV 形式です。ダウンロード手順
ダウンロードする手順は、以下の通りです。
-
左袖の「設定」メニューにある、「ユーザ管理」をクリックします。
-
サマリー表で、エクスポートしたいユーザにチェックを入れます。
全ユーザをエクスポートする場合は、全ユーザにチェックを入れるか、1つもチェックしないようにします。
-
画面下のアクションボタンにある、「エクスポート」をクリックすると、ファイルのダウンロードが開始されます。
インポートする
ユーザ管理画面のインポート機能で可能な操作は、以下の通りです。
-
ユーザの新規登録
- 新規行にユーザ情報を設定することで、ユーザの新規登録を行うことができます。
-
ユーザ情報の更新
- エクスポートで出力された行データの書き換え行うことで、該当箇所のユーザ情報を更新することができます。
-
ユーザの削除
- 削除列に「TRUE」または「true」と入力することで、ユーザを削除することができます。
※エクスポートで出力される全ての列名を、TSV形式のファイルの一行名に入力し、行データを入力することでもインポートを行うことは可能ですが、作業が煩雑になる可能性があるため、一度エクスポートを行い、そのファイルを利用してインポートすることを推奨します。
データ形式
ファイルの列の書式設定によって、予期しない更新や登録が行われる可能性があります。
インポートを実行する前にインポート確認画面で確認を行い、期待通りの内容でない場合は、ファイルの書式設定を確認して下さい。
インポートを実行する前にインポート確認画面で確認を行い、期待通りの内容でない場合は、ファイルの書式設定を確認して下さい。
項目名 | フォーマット | 新規登録する場合 | 更新する場合 | 削除する場合 |
---|---|---|---|---|
ユーザID | 数値 | 空白 |
必須です。 エクスポートした場合は、ユーザIDは自動入力されているため、変更せずにインポートして下さい。 なお、ユーザIDを変更することはできません。 |
必須です。 エクスポートした場合は、ユーザIDは自動入力されているため、変更せずにインポートして下さい。 |
ログイン名 | 文字列 | 必須です。 | 必須です。 | 不要です。 |
姓 | 文字列 | 必須です。 | 必須です。 | 不要です。 |
名 | 文字列 | 必須です。 | 必須です。 | 不要です。 |
メールアドレス | 文字列 | 必須です。 | 必須です。 | 不要です。 |
ユーザ権限 | 文字列 | 必須です。 | 権限を無くす場合は空白にします。その他の場合は入力が必要です。 | 不要です。 |
カテゴリ |
文字列
カテゴリの入力形式は、次のようになります。
"カテゴリ名,カテゴリ名"
それぞれのカテゴリ名には、次のような文字列を設定します。
""カテゴリ名""
なお、カテゴリ名にダブルクォーテーション記号(")が含まれる場合は""""として入力します。
例: 「サンプル"B」と「サンプルA」というカテゴリが設定する場合、次のように入力します。
"""サンプル""""B"",""サンプルA"""
※ Excelの場合は、次のように入力します。
"サンプル""B","サンプルA"
|
カテゴリを設定する場合は入力します。 SIDfmVM管理者権限ユーザと権限の無いユーザの場合は、カテゴリを設定できないため、空白にして下さい。 |
カテゴリを無くす場合は空白にします。 その他の場合は入力が必要です。 SSIDfmVM管理者権限ユーザと権限の無いユーザの場合は、カテゴリを設定できないため、空白にして下さい。 |
不要です。 |
最終ログイン日時 | YYYY/M/D H:MM:SS | 最終ログイン日時を登録する場合は入力します。 | 最終ログイン日時を無くす場合は入力します。 その他の場合は入力が必要です。 |
不要です。 |
メール通知設定 | TRUE/FALSE | 指定する場合は入力します。 空白の場合は、「FALSE」が設定されます。 |
指定する場合は入力します。 空白の場合は、「FALSE」が設定されます。 |
不要です。 |
ロック | TRUE/FALSE | 指定する場合は入力します。 空白の場合は、「FALSE」が設定されます。 |
指定する場合は入力します。 空白の場合は、「FALSE」が設定されます。 |
不要です。 |
次回ログイン時にパスワード変更を強制 | TRUE/FALSE | 指定する場合は入力します。 空白の場合は、「FALSE」が設定されます。 |
指定する場合は入力します。 空白の場合は、「FALSE」が設定されます。 |
不要です。 |
削除 | 文字列 | 不要です。 | 不要です。 | 「TRUE」または「true」と入力します。 |
新規ユーザのパスワード | 文字列 | 必須です。 |
不要です。 ※登録済みユーザのパスワードは、インポートで変更することはできません。 |
不要です。 |
エンコーディング
BOM 付き UTF-16LE の TSV 形式に対応しています。インポート手順
インポートする手順は、以下の通りです。
-
左袖の「設定」メニューにある、「ユーザ管理」をクリックします。
-
画面下のアクションボタンにある、「インポート」をクリックします。
-
インポートダイアログが開いたら、ファイル選択ボタンをクリックしてファイルを選択します。
-
ファイルを選択後、実行ボタンをクリックします。
-
インポート確認画面に遷移します。
内容を確認後、実行ボタンをクリックするとインポートが実行され、内容が反映されます。
※更新または削除するユーザがある場合、インポート実行時に対象のユーザがルールに関連している場合は、その情報がダイアログに表示されます。
この時、OK ボタンをクリックすると、インポートが実行され、ルールも処理されます。キャンセルボタンをクリックすると、インポートを実行しません。
なお、以下のようにログインユーザの権限によって、表示される内容が異なる場合があります。
この時、OK ボタンをクリックすると、インポートが実行され、ルールも処理されます。キャンセルボタンをクリックすると、インポートを実行しません。
なお、以下のようにログインユーザの権限によって、表示される内容が異なる場合があります。
SIDfm VM 管理者権限の場合: 対象のユーザがルールに関連している場合は、そのユーザとルールの情報が全て表示されます。
SIDfm VM 報告者権限の場合: 対象のユーザがルールに関連しており、且つ ルール/条件/操作 のいずれかが削除される場合に、そのユーザとルールの情報が表示されます。
SIDfm VM 報告者権限の場合: 対象のユーザがルールに関連しており、且つ ルール/条件/操作 のいずれかが削除される場合に、そのユーザとルールの情報が表示されます。